美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第113話

トップメニュー112話へ114話へ

それはたまたまそうなっただけなのだが、玄娘はその慎ましく窄(すぼ)まった円い粘膜に刺激を受けると、何とも堪らず恥ずかしく、それまでにも増して激しく暴れ出した。

「いやあ、だめぇ!そこはだめえっ!」

暴れるといっても、服の裳裾(もすそ)を思いっきり引っ張られているので、後ろ手に縛られた腕が紐で限界まで持ち上げられていて、身体の向きを変える事までは出来ない。

「ふざけんじゃねえ、このアマ。それじゃどこだったらいいんだよ」

とすっかりヤクザの本性を表した王は、こうなったら後ろでも前でも構やしねぇとばかりに短気を起こし、強引に捩じ込もうとし出した。

「いひいぃぃっ!」
メリメリと肛門の押し広げられる音が体内に響き渡る。
しかし痛みはない。
排泄器官を犯される恥ずかしさと、思いも寄らぬくすぐったさの濃厚な衝撃があるばかりだ。

玄娘は狼狽(うろた)えて片足を上げ、思わずその脚を後ろに跳ね上げた。

「いぎっ!」

今しも貫かんとする肉槍が間一髪で上に弾かれ、先端からトロトロとだらしなく垂れ流れていた汁が、飛沫となって宙に飛ぶ。
王はそのあまりの痛みに、思わず手を離して後退し、目尻に涙を浮かべて大事そうに長竿を両手で支えた。

「ひー、いてぇ」
と呟きながら己が肉棒を摩(さす)る様を、大王が獣の笑い声をたてて吼えるように嘲笑う。

「このトンマめ。涎を垂らして欲しがっとる穴がそこにあるってのに何やっとるんじゃ。お陰核(さね)が顔を出してんのが見えてないのか?」

「へ。こいつはどうもみっともないトコロをお見せしまして」

王は一旦険しく硬化させて玄娘に向けた表情を、エヘラと愛想笑いで崩し、肉棒を旗竿のように捧げもって玄娘に近付いた。
玄娘は既に、王から尻を守るように身体を反転させて、王の方に顔を向けている。
額に汗がうっすらと浮かび、赤く色付いた頬に長い美しい髪の毛が張り付いているのが凄艶であった。

「こらこのアマ」

「ひぅっ」

王の手が玄娘の腹の下に潜り込み、いきり立った小さな肉豆を摘む。
壮烈な快感が玄娘の中心を走り抜けた。
女体の弱点を知り抜いた手管で弄(いじ)くられ、玄娘は図らずも「あッ、あッ、あッ」と身体を捩じって声を上げてしまう。

「あんまり調子に乗ってると、泣きを見る事になるぞ」

王の脅すような言葉を浴びて、浅はかな、と玄娘は心に軽蔑の気持ちを沸き起こした。
だが現実は、その浅はかな男に身体をいいように弄(もてあそ)ばれ、屈服させられているのだ。
悔しさに玄娘は唇を噛み、目尻に涙を浮かべた。

「ひゃっひゃっひゃっ、早く泣きを見せてやってはどうじゃ」
と大王が囃し立てる。

「へい。しばらくお待ちを」

そう言って王は、出っ張った腹を下に向けてよいしょと腰を屈め、玄娘の左足首を掴んだ。
そうしてぐいっと持ち上げると、先ほど玄娘が王の肉竿を蹴り上げたのとほぼ同じ格好になる。
片脚を後ろに上げて右脚だけで身体を支えている、丁の字の姿勢だ。

捕まえられた左脚は背中より高い位置に持ち上げられ、後ろから見ると薄い陰毛に飾られた肉裂が歪んで見えた。炎の赤い灯りをテラテラと濡れた光りで照り返しているのが、当人の意思とは裏腹に、嫌がっているばかりではない玄娘自身の身体の様子を物語っている。

「は、放し、お放しなさい」

王の気持ちの悪い手を振り解こうと、身を捩じって無駄な足掻きをするが、まさしくそれは無駄な足掻きでしかなかった。

トップメニュー112話へ114話へ

動画 アダルト動画 ライブチャット