美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第107話

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「はっはっは。お主らはまったく浅慮な畜生どもだな。そんな事じゃから何百年も生きておって満足な術一つ習得出来ぬのじゃ。どっちにしろ、ようはワシらのガキをこの女に孕ませて、そのガキを喰らうだけ。誰の妻となろうと構わぬであろう。そんな事よりこんな徳の高い尼さんが犯されて、プライドも何もボロボロにされる所を見る方がよっぽど面白いと思わんか。ワシに犯されるのすらこれほど嫌悪しておるのだ。ワシの下僕に犯されるとなればさぞやプライドも傷付くであろうよ。くっくっく、堪らぬのう。想像するだけで堪らぬわ」

それを聞いて、今度は王が狼狽の声を上げる。

「そ、それはどういう・・・」

「なんじゃ。夫婦になれば独占出来るとでも思ったか。下僕の嫁となれば夫と一緒になって主人に仕えるのが当然の事。ましてこの女は、先に言った通り高徳の尼僧じゃ。ワシらのガキをボコボコ生んでもらわねばならぬ。そちに払い下げた不生女(うまずめ)どもとは、訳が違うわい」

そういう事か。
玄娘は目を背けたまま耳だけそちらに向けて、胸の中で得心した。
妖怪の巣窟から女たちを助け出したような事を言っていたが、実際にはそうではなく、妖怪たちにおもねって用済みの女たちを払い下げてもらっていたのだ。
そう思えば、慧姑たちの辿らされてきた運命が、尚更に気の毒に思えてきて仕方がなかった。

「大体、本来ワシがいの一番で味見するところをそちに真っ先にやらせてやろうというのだから、文句があろうはずもあるまい?」

それを聞いて、簡易な鎧を身に纏(まと)った山犬丞相が思わず

「この男に、しょ、処女をくれてやるのですか」
と口を挟んだ。

「ふっ。どうせ後でワシらで寄って集(たか)って嬲り回してザーメンまみれにしてくれるのだ。そうなればすぐに処女などどうでもよくなるわ。何しろ下僕の嫁じゃからな、遠慮はいらん。お主らも好きなだけ犯すがいいぞ。ただし処女はこの男にくれてやれ。それが下僕の刻印となるのじゃ」

それでもまだ納得のいかない処女好きの妖怪や、王の事が嫌いで「あんな奴が優遇されるのがそもそも納得いかない」という妖怪もいたが、大半の手下どもは納得した表情を見せたので

「早速婚礼の儀を執り行おうぞ。者共、支度をせい」

と号令を掛けた。

その場にいた幹部格の数匹の妖怪たちは、極上の尼僧を犯す興奮と期待にそれぞれ男根を固くして、各々の部下に指示を与える為に散らばった。

黄風大王はいつも、捕まえてきた尼僧には、最初、霊吉菩薩の格好をさせる。
金の髪飾りのような冠を付けさせ、スケスケの紗をしどけなく引っ掛けさせて、そうして地下宮殿内の奥の裏庭に縛り付けて何日も掛けて犯すのだ。
それがいわゆる、大王の言う「婚礼の儀」である。

玄娘も霊吉菩薩の格好にさせられた。
腕の戒めは解かれたが、抵抗するような勇気はない。

着替えは、別室に連れていかれ、尼僧姿の女たちの手でされた。
十間程度の広さに、寝具や衣服が散乱し、女の匂いがむせ返るような部屋である。女たちが寝起きするのにあてがわれている部屋なのだろう。

玄娘の着替えをする女たちは黄風大王の股間に仕えていた女たちとは違う女たちだったが、格好は同じだった。
裾が不自然なほど短くて、良く見ると全体に丈が合ってない。
肉感的な女体に、まるで子供の服をムリヤリ着させているようなツンツルテンの丈なのだ。
前合わせの襟も、ようやく前を隠しているといった按配で、ふくよかな胸がギュウギュウに詰め込まれ、谷間が男の肉欲を殊更に誘い込むように露わにされている。

おそらく、王の所で着せられたあのツンツルテンの寝間着は、この格好をマネて作ったものだったのだろうと思えた。
歩くと裾が割れて、内側が覗けそうになるが、はっきりと見えない所がかえっていやらしい。

「あなたたちが御仏に仕える身であった事は聞いております。散々に辱めにあった事は不幸でしたが、ここから逃げようとは思わないのですか?」

玄娘は妖怪たちの目が届かないのを確認して、女たちに話し掛けた。

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