美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第101話

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「あひっ・・・!」

もっとも触られたくない場所なのに、そこに強引に肌を密着させられる、その感触のおぞましさは、挿入されているわけではないとは言え、既に犯されているのと、何ら変わりのないものだった。
快感のスイッチとも呼ぶべき陰核が、二人の身体の間で押し潰され、それによって後ろめたい感覚が生じる。

その小さな突起の機能と能力は、既に昨夜、玄娘は身を以って充分思い知らされていた。
玄娘の煩悩を荒れ狂わせる、恐るべき器官である。
今はそれが、まだ小さくて、鞘から顔も出していないが、こんな風に硬い骨の突き出た皮膚でグリグリグリグリ磨り潰されるようにされていては、いずれ膨張して、またあの、引き返しようも無い感覚の嵐の中に、巻き込まれてしまうに違いないのだ。

虎は四足で走り始めた。
先程玄娘を抱えて2本足で走っていたのより全然速い。

全身を伸張させて飛び、収縮して地を蹴る。
収縮すると股間に当たる骨が突き出て秘裂を割り開き、虎が伸張するとその背骨の盛り上がりも引いて、玄娘の肉芽を擦る刺激もつかの間遠ざかった。

だがその押したり引いたりする刺激が却って、玄娘には、浅い所をいやらしく打ち叩かれるような刺激となって働き、玄娘の塞(せ)き止めんとする感覚を、強引な力で押し流そうとするのだ。

「あいいっ!・・ぅく・・・やッ!・・あッ・・・くふうン!」

強靭な背中の筋肉が、豊満な双乳を押し潰し、伸縮と共に断続的に突き上がる背骨の尾根が谷間に割り込んで、胸への複雑な愛撫となる。
僧衣の中の乳首を揉み潰す力が、上下だけでなく左右にも分かれて働き、結果、円を描くような動きになるのだが、それも完全な円運動ではなくて、時に逆回転したり、時に予想もつかないようなデタラメな動きにもなったりするのだった。
その度に、乳房全体が甘酸っぱい痺れに包まれ、腰の下の方に危険なこそばゆさが送り込まれる。
上気した玄娘の身体がうっすらと脂汗を滲ませるようになり、獣と密着した部分がヌルヌルと気持ち悪く滑り出していた。
獣の背中に跨った太股が、押し潰されて振動と共に揉み回される乳房が、喘ぎと連動して上下する腹部が、ズルズル擦れて異様な感触を引き起こす。

ものの数分もすると、その乳首と相前後して陰核も立ち上がり出し、分刻みで、徐々に、より強い刺激を生み出すようになってきた。

びくッ、びくんッ

「ンぅ・・・」

電流の流れるような微かな衝撃に、眉間に皺を寄せて耐える。
玄娘は心を頑なにして、その衝撃が決して快感などと呼べる物ではない事を意識しようと神経を研ぎ澄ませた。

嫌だっ、き、気持ち悪いっ、気持ち悪いっ気持ち悪いっ気持ち悪いっっ・・・!

そう唱えながら、その心の声の奥底から、悟空に対する申し訳ないような気持ちが立ち昇ってくる。

そしてまたすぐに

びんッ、びくくッ

「ふッ・・く・・・」

新たな刺激が生じて、神経が身体の中で跳ね上がり、玉の汗が弾ける。

妖怪の送り込んでくる淫らな感覚が徐々に染み込んできて、それと共に自分の身体が次第次第に自分の身体でなくなっていくような感じがした。
玄娘はその、底の見えない奈落に落ちていくような不安に恐怖する。

じっとしていようにも、走っている獣の背中は玄娘の身体を縦横無尽に揺さぶり続けるし、おまけに前後する四脚に四肢を縛り付けられておれば、右に引っ張られ左に引かれて絶えず腰も激しく動き回り、粘膜の内に蔵された秘すべき三つのシコリを刺激から守ろうとしながら、自分から擦り付けるようになってしまうのだ。

今はもはや助けを呼ぶよりも、悟空に合わせる顔がないという思いでいっぱいだった。
浅ましく膨脹した性感の塊が、鬩(せめ)ぎ合う獣と自分の身体の狭間で捻(ひね)り潰され、否が応にも身体が勝手に望まぬ反応を返すのを何としよう。
悟空にもまだ許していない肌を、いづれの者ともわからぬ化け物に密着させ擦り付け、あまつさえ快感めいた感覚に神経を支配されようとしているわが身が堪らないほど厭わしかった。

これで妖怪が本格的に責め始めたら・・・おぞましい想像が脳裏に閃く。
そしてそれは、決して想像で終わらない事が確実なのだ。
この後の自分の運命を思うと、玄娘は暗くなるばかりだった。

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