美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第67話

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翠蘭の陰核は凄かった。
玄娘の小指の先程はあったろうか。
とても同じ人間とは思えなかった。
人間の身体でも、妖怪に弄(いじく)られれば、あんな風にでもなるという事か。
おそらくそういう事なのだろう。
王の男根も、そうなのだ。

んくぅ、くっ。・・・はっ、
はっ、はっ、い。いいぃのぉ、お、おまんこのなか、ぐりぐりして
あひっ。しんじゃう、ひんじゃうよぉぉ・・・

如意棒で掻き回される蜜壺のグチャグチャいう音。
意地悪く陰核を扱(しご)く指先。
翠蘭のあの陰核は、八戒によってあんな風にされたという。

その張本人である八戒とともに、今自分は旅をしているのだ。
木の下や草叢(くさむら)の陰で野宿する時も、よく考えたらそのすぐ傍には常に、あの恐るべき淫欲の悪魔が控えていたという事である。
悟空が守ってくれているとはいえ、これはとてつもなく危険な事なのではないか。
いや、実際に玄娘が知らないだけで、これまでだって危ない事が、本当は何度かあったのかも知れない。

ぞくぞくとするものが、背筋を這い昇ってくるのを感じた。
悪寒とも恐怖ともつかぬ、得体の知れない感覚であった。

それにしても一体、どんな風にされたらあんな風になってしまうのか。
それから生じるであろう感覚のもの凄さを想像すると、玄娘はたまらない気持ちになってしまう。
自分のがどうなっているのか、気になって仕方がなかった。
ウズウズする痒みを必死で堪えているのに似ている。
知らぬ間に太股に力が入って、股間を圧迫してしまっていた。
普段は気にも止めない器官が、自らの筋肉に圧迫されて切ない痺れを生じさせ、腰を蕩けさせる。
と、同時に疼きは更に高まった。

あふっ、う・・・い、いいれすぅ
おまめひゃんん・・うぁ、あくくっ、く
くにゅくにゅひたら、そ、そんにゃにひたら、
ひんじゃうぅっ・・・ひぬぅ、おかひくなりゅうぅぅ

「んくっ」

気がつくと、手が勝手に股間の方に動いていた。
止める暇もない。
予想だにしなかった鋭い快感が背筋を貫き、声が喉奥から込み上げてきた。
玄娘はそれを、慌ててシーツを噛んで、辛うじて堪えた。
嘔吐(えず)いたみたいに涙が滲む。

ちょっと触っただけですぐに手を離したのだが、その衝撃の余韻はすぐには消えてくれなかった。
指先には、汗だけとも思えぬいやらしげな粘液と、しこり勃った自分自身の感触の残滓。

蚊帳が掛かっているとはいえ、戸板一枚挟んだ外には悟空がいるというのに、一体何をしているのだ、という恥ずかしさと共に、玄娘は自身のその屹立の、思いの他大きい事に驚愕した。

信じられない。いや、気のせいではないか。

もちろん翠蘭のモノみたいな事はないが、指先に残る感触では、帝に犯されていた宮女に匹敵するほどはあったようだ。
それだって相当なものであろう。
それは欲望の大きさそのままに、ジンジンと疼いて更なる刺激を強請(ねだ)るようだった。

一体、そんなものが自分の身体の中に、どうやって埋め込まれていたのか。
いやいや、そんなはずない。
今まで触った事もなければ、いかにいやらしい声を聞かされ続けているからといって、そこまで大きくなるものでもないだろう。
しかし、自分で触れた時のなんと激しい気色の良さか。
烏巣禅師に色責めにあった時でさえ、こんな腰の筋が溶けるかのようなはっきりした肉の快感はなかったように思う。
だが、それこそが堕落に至る、危険な感覚なのだ。五蘊(ごうん)の穢れなのだ。いけないコトなのだ・・・

玄娘は惑乱しつつも、身内から突き上げてくる衝動に耐えかねて、再び股間に手を伸ばしていた。

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