美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第121話

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脇から、慧姑の手が玄娘の胸に伸びる。

「あ、やめ・・・く」

身動き出来ないのだと今更わかっているのに、後ろ手に縛られた腕にグッと力を入れ、玄娘は拒絶しようと身悶えしてしまっていた。

慧姑の細い指が、玄娘の双乳を掴み、黄風大王が戻ってくる前と同じように、玄娘の身体を前後させ始める。
王の男根をこれ以上刺激すまいとして、玄娘は動かないように抵抗するのだが、全く無意味だった。

王がイケば、玄娘はすぐにも黄風大王に犯されてしまう。
だが、王がイク前に自分が絶頂に達すれば、少なくとも一日の余裕が与えられるのだ。

もちろん、悪しき妖物や嫌悪する男たちの目の前で、絶頂に達する恥ずかしい姿を晒すのは、堪え難いほどの屈辱であり、とても覚悟出来る事ではなかった。
だがしかし、同時に、王の肉棒に奉仕させられるのも、また、恥辱なのである。

慧姑は、そんな玄娘の気持ちをよそに、汗ばんだ乳肉をグニグニ揉んで、間に挟んだ男根を擦りたてた。
それこそ、まさに玄娘の肉体が、王の肉棒を喜ばすための道具であるかのように。

「う、く。こうなったら仕方がねえなあ」

慧姑の情熱的に纏(まと)わり付いてくる媚肉と、双乳に挟まれて揉まれる刺激とで、王は微かに呻き声を上げていた。
呻き声を上げながらでも、その何とも堪らない刺激に耐えねばならない。
玄娘をからかう口調に、寸鉄のような快感が、突き刺さるように混じり込む。

「なあお前、ワシと結婚したかったら、さっさとイク事がよいぞ」

玄娘の事を“お前”呼ばわりして、王は玄娘を刺激するように腰を回し出した。

「あ、あ、だめッ、だめッ、あああ、そ、そんな風にされたら・・・あ、やぁん」

黄風大王に犯されたくないと思えば、玄娘自身から先にイクようにしなくてはならないのだが、それでもやはり王に刺激されていると思うと、抵抗してしまう。

慧姑の強要する前後運動に、王の腰の回転運動が加わり、予想のつかない刺激が、玄娘にあらぬ反応を強いてきた。

肉棒の節くれ立った幹に轢き潰され、ズクンッ、ズクンッ、と腰が踊り回りながら蕩(とろ)けていく。
口を思いっきり開いた淫裂に、男根がピタリと密着し、グリグリ回すように擦りたてる。
このまま何もしなくても、もう間もなくイキそうな感じがした。

そこに、王が指を立て、見下ろした目の下の玄娘の肛門を弄(いじ)り出す。

「ひゃぅうっ!・・な、何を、ああ、そこは、そんなトコ・・・」

羞恥に身体を捩じらせ、激しく抵抗する。

先程、玄娘の中に頭を捩じ込もうと焦った王の亀頭が、間違って肛門に押し入ろうとした時の、あの何ともムズムズする、おぞましくも奇妙な感覚が蘇った。

誰にも触らせたくない場所だ。
自分でもあまり触りたくないし、悟空にさえ、触って欲しくない。
その場所を、卑劣でイヤらしい男にいいように弄ばれている。
それを思うと、玄娘は胸の中がきゅうッとして、切なくなった。

汗と玄娘自身のヌメりを指先に塗(まぶ)し、括約筋の粘膜を、円環の形に沿ってクルクルと揉み回す。
ねっとり右回りに回り、かと思えば突然左回りに方向転換し、適度に方向を変えて決して玄娘の身体を刺激に馴れさせない、巧みな指技であった。

揉み回しながら、少しづつその輪を中心めがけて縮めていく。
それも、玄娘の意識に仄(ほの)かな期待を生じさせて、心憎い。

ちゅぷりッ

「ああ・・・ッ!」

王のぶっとい人差し指が、中心の窪みに滑り落ちるように侵入してきた時、玄娘は図らずも喜悦の声を上げてしまった。

「ん? 何だ、お前。ケツに指突っ込まれて、喜んでおるのか?」

「ち、ちが、うぅう〜っ」

ずむむっ
と指が一気に根元まで沈み込んでしまう。
何の抵抗もなかった。
抵抗どころか、むしろ沼地に足をとられるようですらあった。

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