美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第116話

トップメニュー115話へ117話へ

王や今出ていったこの洞の主には、もっといやらしい事をされているのだが、それよりマシとか、そういう問題ではなかった。

翠蘭をあんな風にしてしまった八戒が、果たして今のこの姿を見て何もしないでいられるだろうか。
昼夜を問わぬ八戒の色責めに、気が触れてしまった翠蘭の、壮絶としか言いようのない乱れようが脳裏に浮かぶ。

もちろん今は悔い改めて、自分の元で仏弟子となり、共に取経の旅をする日々の修行の中で、淫欲を断っているはずではあるのだが。

王の男根に貫かれてよがり泣く昨夜の女たちの姿に、八戒に犯される自分の姿が重なってイメージされ、玄娘はぞくぞくと悪寒が走るのを感じた。

「ちっ。こんな事なら、さっさと突っ込んどくんだったわい」

「あっ、いやッ」

玄娘の後の裾を持ち上げ、王は舌打ちを打ちながら、未練げにゆるゆると腰を動かし出した。
たちまち甘い電流が腰から太股に流れ、ガクガクと力を奪ってゆく。

玄娘は逃げようとするが、散々に昂(たかぶ)らされた身体はもはや言う事をきかず、ヨチヨチとしか歩けない。
さっきのように後ろに蹴ろうと思っても、もう、片足で身体を支える事など、出来そうになかった。
第一、蹴り上げたその脚もまた、捕まえられてしまったらと思うと、恐ろしくてとてもそんな事は出来なかった。

だが、当然の事、そんなヨチヨチ歩きでは、王の執拗な肉棒による陰核責めから逃れる事は出来ない。
王は手に持った衣の裾を引っ張る必要すらなかった。
文字通り、逃げ回る尻からついて回り、王のソレは玄娘の神経の芽を嬲り続けた。

「ほれほれほれ。どうだ、堪らぬであろうが。お前もそろそろ、入れてもらいたくなってきたのではないか?」

「う・・・くっ・・んくぅ・・・くふっ」

王が、蜜壷に挿入する事の出来ない恨みを、玄娘をいたぶる事で晴らすかのように追い回す。

その陰湿な攻撃にお尻をピクピクさせ、着実に力を奪われながら、それでも玄娘は、ヨチヨチと逃げ回った。

   もうすぐ、もうすぐ悟空さんが助けに来てくれる

その思いだけが、玄娘を支えていた。

挫けそうになる。
脚が震えると、快楽に身を任してしまいそうになる。
逃げ回らなくても、立ち止まっても、どうせ王は玄娘自身の中に挿入する事は出来ないのだ。
だが、悟空が助けにきて、この場面を見られた時、せめて逃げ回っている所を見せておきたかった。
それが、今の玄娘に出来る、せめてもの言い訳なのだ。

「何でそんなにして逃げ回るのだ? こんなにトロトロ蜜を零(こぼ)しとるくせに、それでも嫌がっているつもりか? ああ? おら、何とか言ってみろ」

玄娘からは見えないが、王の言う通りであった。
後から剥き出しになった毛の薄い亀裂から、ヌラヌラ光る汁がだらしなく垂れて、捏ね繰り回される陰核をびっしょり濡らしている。
それは、頭を擦りつけてくる亀頭のヌルヌルで、玄娘にもわかった。

その事を突かれると、絶望的な無力感を感じ、せめて抵抗は続けようというその気持ち自体からも力が抜けていくような気がする。

「もう」
苦しそうな声で王が呟く。
「堪らぬ。そ、そうだ。良い事を思いついたぞ。ワシはこうやってチンポの先っちょで弄(いじ)くっておっただけなんだ。そしたら、身体の疼きに堪らんようになったお前がいきなり後に下がってきて、勝手に挿入してきたのだ」

突然訳のわからない話をし出した。
色欲に頭がボケ始めたか、と玄娘が思った瞬間、亀頭が陰裂の上をなぞり上げて

「キャッ」

衣が一気に後に引かれた。
ふやけた肉裂が解(ほぐ)れて亀頭の先端が内側の溝を抉(えぐ)る。

トップメニュー115話へ117話へ

動画 アダルト動画 ライブチャット