美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第111話

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突き出される男根を避けて右から左に、左から右へと玄娘が向きを変えるその一瞬を狙って、王が太股の間に突き立てようとする。
そして失敗する度に、先端からジクジクと溢れた男のいやらしい汁が、玄娘の太股を汚していった。

恐怖もあるが、そこに情けなさも生じて、力が奪われていくみたいだ。
それに疲れてきてもいた。

わずかなタイミング、わずかな呼吸の間、玄娘のわずかな意識の隙を突いて、亀頭の巨大な圧迫が太股の間に潜り込んできた。
その一瞬、玄娘は尻を右にやる事も左にやる事も出来なかった。
亀頭の鎌首を持ち上げた角度は、正確に女陰を狙っている。

反射的に玄娘は尻をクイッと更に上に持ち上げた。

ズルリ

熱く潤んだ肉溝を、おぞましい亀頭が押し開くように滑る。
しかし潤んではいてもその処女口は、開いてはいなかった。
肉の切っ先が玄娘の羞恥の肉肛を外れ、ぴったり閉じた太股の間に潜り込んで、前の方に突き出す。

玄娘は、反射的に「!」と心の中で叫んでいた。
心の中の叫びなので、言葉にも翻訳されていない、翻訳以前の心の言葉だったが、それを口に出せば「今だ!」という言葉になるだろう。

玄娘は、長い男根を滑る降りるようにして、尻を王の方に向わせ、後ろにズイイイッと下がった。

「ぅぅ・・・くっ」

肉幹の硬くて柔らかいデコボコが、女陰と太股を気色悪く摩擦する。
玄娘はそのおぞましい感触に危く声を漏らしそうになって、グッと唇を噛み締めた。

長い肉棒が裸の下腹部を擦り、胸の間を通って、唇の間近に迫り、鼻先を掠めて亀頭の恐ろしげな丸い形を、玄娘の目の前に突きつけてくる。

「ほ。なかなかやるではないか」

獣の顔をした大王が、醜く顔を歪めて老獪な笑みを浮かべ、からかうように言った。
これならば少なくとも処女を奪われる事は防げる。

だが、悟空にすらまだ触れさせた事もない、見せた事もない秘所を、こんな薄汚い奴の性器に密着させていると思うと、玄娘は激しい罪悪感と汚濁感に苛(さいな)まれた。
ここに至った言い訳にどんな理があろうとも、汚されたという思いは如何(いかん)ともし難い。
王の太い肉幹に覆い被さるように開かされた大陰唇に、またその肉幹を挟み込んで一分の隙もない太股に、男の欲望の脈動を感じるにつれ、徐々に哀しみが心を蝕んでいくようだった。

「おお。チンポが、チンポが庵主様の身体に包まれて、こ、これは・・・っ」

思わぬ刺激に王は、己の長竿により一層力が漲(みなぎ)るのを感じて絶句した。
ドクドクと激しく脈打ち、肉幹を筋肉の塊のように見せる複雑な筋が、力瘤のように隆起する。

王は腰を引いて後退りした。

四尺に渡る男根が、肉の鋸(のこぎり)を引くようにズリズリと処女の膣口を擦る。

「あぅ、ん、だ、だめ、そんなの・・・うくぅぅン・・・」

予想していなかった男の動きに、玄娘は我慢していた声をつい漏らしてしまった。玄娘の濡れた粘膜に王の肉棒がズルズルと滑り、堪え切れない感覚を身体の中に送り込んでくる。

玄娘は男根の抜けるのに追いすがって、必死になって後退した。
王のモノを抜けさせてはいけない。
そんな事になったら、今度こそ本当にこの大きなモノで貫かれてしまう。

ついさっき間近で見てしまった亀頭の物凄さが、脳裏にくっきりと浮かび、玄娘を慄(おのの)かせた。
子宮がきゅうぅぅっと切なく反応してしまうのも腹立たしい。

だが、玄娘を後ろ手に拘束し、妖獣の大王が座る玉座の背の高い背凭れに結ばれた紐は、すぐに限界まで伸びてピンと張った。
そうなればもう、それ以上王の動きを追う事は出来ない。

玄娘は太股に更にギュッと力を入れて、王が男根を抜くのを引き止めようとした。
だが、そんな事で止まるはずもない。
もう、最後の亀頭の引っ掛かりの所が玄娘の恥ずかしい媚肉をひしゃげさせる所まできてしまっていた。
このままもうちょっと後退して、ちょっと角度をつければ、ズルンと膣内に入ってくるだろう。

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