美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第86話

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八戒が腰を引くと、まだ射精は終わってなかったが、ヌポッと、喉の奥から亀頭がすっぽ抜けた。
しかしまだ喉の奥から亀頭が抜けただけだ。
口腔は未だ、怪物の怪異な肉塊に埋め尽くされていた。
どくどく脈動して流れ出る白い液体が、逆流してたちまち口腔に溢れ返る。
巨大な男根を咥えさせられたままでは、尚更だ。
いっぱいに頬張った唇の隙間から、射精の勢いそのままに、ピュッピュウッと八方に飛沫が飛び散った。

ビュブッ、ビュルルルッ、ブビュビュビュゥッ

射出の勢いが発情期の獣並で、それが断続的に続いて、なかなか終らない。
長すぎる射精。
それに、ニヤニヤ慧姑を見下す笑いが変わらないから、射精というより、小便を慧姑の口に放っているようにも見えてしまう。

膨大な量の精液が喉元の内側と外側を流れていった。
敏感な乳輪を、無数の雫が愛撫する。
乳首の頂点から、太股に垂れ落ちて、内股に流れ込む。
また、臍に溜まって、呼吸とともに零(こぼ)れだし、へこむとまたそこに溜まる。

八戒は更に腰を引き、「三重の塔」のようなその男根をついに引き抜いた。
白い飛沫が、慧姑の顔にまで襲い掛かり、慧姑はそれを恍惚とした表情で受け止めた。

既に意識も戻っていて、好きでもない男の精液を顔に掛けられる嫌悪感も相当には感じていたのだが、それがあまりにも度を越していて、表情に表せる事すら出来ないのだ。

八戒の射精は、慧姑の顔を二度三度と汚して、それからようやく満足したかのように止まった。
しかし、止まる直前まで勢いは衰えなかったし、男根自身の怒張も、精を放ったばかりとは微塵も感じさせない硬さ太さであった。
むしろ、溜まりに溜まって今、ようやくこれから女を陵辱しよう、という気概に溢れている、といってもいい。
ただ、先端の口元から白い雫が垂れているので、それでようやく、確かに射精したのだ、という事がわかるのみだ。

肩を壁にもたせかけ、尻を床について放心したような面持ちの慧姑の膝裏を、八戒の手が掴む。
ビクリと慧姑の身体が怯えたように震えた。
男の股間の恐ろしい形をした肉槍に目が行き、心に、その凄まじいばかりの破壊力を感じる。

心と身体を破壊する肉の槍、その恐るべき姿のモノがきっと慧姑の身体に与えるであろうダメージは、刺し貫く前から慧姑の心を真っ二つに引き裂いていた。
限りなく豚に似たこの男を嫌悪する気持ちと、王以外の男に身を委ねる後ろめたさ。
その一方で、身体は明らかにその男根を求めていた。
それも、物狂おしいほどの切望で、とても無視したり押し込めたり出来るようなものではなかった。
その男根に破壊されるイメージだけで、また昇り詰めそうになる。

必死で心を奮い立たせ、抱えられた両膝を閉じようとするが、亀頭の先端を、太股の裏側に押し当てられて、その先端からの『内身耳法』で

《脚を開け》

と微振動の刺激を与えられると、腰が砕けたようになってしまう。
肉の期待が、慧姑の意思を裏切って勝手に脚を開かせていた。

「あ・・・んっ」

王ではない男に、自分から脚を開く。
王への愛を自ら踏みにじるような、その背徳的な行為に、慧姑は軽く達した。

《またイッたようだな》

太股に押し付けた亀頭を恥辱の中心に滑らせながら、八戒はほくそ笑むような声を慧姑の身体の中に忍び込ませてくる。
たちまち図星を刺されて、身体がカッと熱くなる。
身動ぎして腰を捻り、尻を少しばかり八戒の亀頭から遠ざけたのが、わずかな抵抗であった。

もらろんそんな抵抗に、何の意味のあろうはずもない。
しとどに濡れてふやけた媚肉に押し当てられると、たちまち腰が悦びさんざめき、襞々がイソギンチャクの触手のように蠢いて迎え入れようとする。

「い、いや・・・」

何を嫌がっているのか、自分でもわからぬままに、細い声で泣き声を上げていた。

八戒がそれを無造作に串刺しにする。

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