美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第83話

トップメニュー82話へ84話へ

しかしその縊(くび)れに沿って舐めていっても、側面の方までくると、突っ張った生地がスロープになって、そこから先に舌を這わせる事が出来ないのだ。
もどかしくなって慧姑は、両手の指に、生地ごと八戒の性器を掴んでいた。

二本の親指と二本の人差し指の作る大きなワッカが、禍々しい亀頭の形を浮き彫りにする。
手の中で、どくんどくんと力強く脈打つ血管が、うっとりするほど逞しい。
慧姑は、思わず口に咥えずにはいられなくなった。

男の脈動に従って、頭の中に喜悦の杭が打ち込まれる。

けれども、いくら慧姑が、より深く男を感じようと、必死になって唇を密着させても、ダメなのだ。
生地に隔てられた肉の感触は、もどかしさを募らせるばかりで、少しも慧姑を満足させる事がなかった。
それどころか、喜悦が高まれば高まるほど、そのもどかしさが、だんだんと我慢出来なくなってくる。

もはや、形振(なりふ)りなど、構っていられなかった。
浅ましいほど慌てふためいた手付きで、八戒のズボンの紐を解き、それを露(あらわ)にさせる。

ベールを剥れたそれは、慧姑の想像を遥かに越える威容であった。
形も大きさも、生地越しに感じたものと変わらないはずなのに、生(なま)で接するそのモノの存在感は、凄まじいまでの圧迫感を、慧姑に押し付けてくる。
それはそのまま、八戒の鬱屈した欲望の大きさ、濃さを象徴しているかのようでもあった。

さすがの慧姑も、これに口をつける事には躊躇してしまう。
しかし、八戒が腰を進めて、慧姑の唇に押し付けるようにすると、もう、慧姑は、迷う事なく、赤い舌を差し出してしまっていた。

鋼のように硬い肉幹の舌触りが、じん、とケイコの脳幹を陶酔に誘う。
張り詰めた表皮と、ネトネトした淫汁に包まれたその硬さは、八戒が慧姑の身体に対して抱く邪淫の妄念を、突き固めた硬さだった。
一舐めごとに股間がかあーッと熱くなり、舌がその形を認識するごとに媚肉がざわめく。

ぴちょ、ちゅ、ちゅぷっ・・・はぁ、はぁ・・

汁音を響かせて舐めしゃぶる。
チロチロと舌の閃く唇は、激しい鼓動に押し出される荒い呼吸に、喘いでいた。

亀頭を含むにも、口をいっぱいに開かねばならない。
考えるまでもなく、根元まで咥える事など不可能な事だった。
それでもケイコの衝動は、出来得る限りそれを、喉元深くまで咥えようとする。

三段に連続する傘が、舌を圧し、上顎を擦りながら、ずいずいと口腔を犯す。
その摩擦に、八戒の肉柱がピクピク気持ち良さそうな反応を返し、感動にも似た喜悦が慧姑の胸の内に湧いた。

行きつ戻りつ、慧姑の唾液と八戒の淫汁を潤滑油にして、巨大な男根が徐々に奥深くに侵入してくる。
丸く「わ」の形に開いた唇との狭間から、唾液がだらだらと零垂(こぼた)れて、顎を伝い胸元までを汚すのを、八戒の手が擦りたくるようにして首筋をくすぐる。

そしてついに亀頭が喉奥の狭まった所に到達して、もはやこれ以上進めぬ、と思った時、首筋に這っていた八戒の指が、喉元近くの一点を押さえた。
そこは何かのツボのようだった。
亀頭に塞がれた喉奥の、圧される苦しみがすぅっと和らぐのを感じる。

信じられない事が起こった。
八戒が更に腰を進め、その長大なものが喉の狭まった隘路(あいろ)を、抉じ開けるようにして侵入してきたのだ。
吐き気も拒絶反応もなく、ただ慧姑は、信じられない面持ちのまま、ごくごくと何度も喉を鳴らしていた。

肉茎の脈動が、ダイレクトに脳の芯に響く。
鼻先が陰毛に埋まり、顎が陰嚢の垂れ下がるのにぶつかり、唇が根元に到達したのを感じた。

信じられない。
あの大きなモノが、全て納まってしまった。
王のものですら、こんなに深くまで受け入れた事はないのに。

八戒が腰を引く。
引かれる摩擦が、その長さ太さを改めて強調するよう。

気持ち良い、というよりも、感動の方が強い。
ズルズル引き摺り出されるその、モノとしての狂暴な形が、凶悪な硬さが、そしてその恐ろしいほどの大きさが、慧姑の脳をいっぱいに占めていた。

トップメニュー82話へ84話へ

動画 アダルト動画 ライブチャット