美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第82話

トップメニュー81話へ83話へ

ぞろろろろッ

幾度かの深い絶頂の後に、ようやく舌が抜かれた。

豚男が、慧姑の弛緩した脚を肩から降ろし、腰を抱えて慧姑の身体を床に座らせる。
壁に寄りかかったまま、慧姑は、はぁはぁと喘いで、もう何も考えられなかった。
涎が唇の端から零れ落ちても、それを拭う事すら思い至らない。

豚男は、その慧姑の身体を跨いで、跪(ひざまず)き、その眼前にグイっと股間を突き出した。
ズボンは穿いたままだったが、先走りの雫でびちょびちょになった薄い生地に、その凶悪な形状はくっきりと浮かび上がっていた。

「あぅ・・・」

慧姑は、薄暗がりに浮かぶその形状の凶悪さに、思わず息を飲んだ。

なんと、カリ高い傘が、デンデンデンと、三つもあるのだ。
あるいは、そういう形の醜悪な瘤なのかも知れない。
暗がりではよくわからないが、いずれ、慧姑がこれまで、見た事もないような代物だ。
それが、薄い生地越しに反り返り、慧姑を眼下に見下ろして、威圧していた。
長さも充分、太さも、慧姑を満たして余りあるほどに見える。

豚男は、身体を屈め、慧姑の手をとって、優しくその肉塊に導いた。
思わず顔を上げて、豚男の顔を見てしまう。
その仕草が、ここに至るまでの仕打ちとは打って変わって、驚くほど思いやりに満ちたものだったからだ。

(・・・八戒・・・)

不意にその豚男の名前を思い出す。
慧姑は、自分の中で、豚男に対する警戒が微かに揺らぐのを感じた。

生地に触れた指先が、ヌルリとした熱い感触を捉える。
それは、脈動する肉の熱さだ。
硬くいきり勃った男の欲望が、伝わってくる。

もやもやしたものが胸の内を膨らませ、鼓動がそれに押し上げられるように昂ぶった。

「はあぁ」

耐え切れず、慧姑は吐息を漏らしてしまう。

慧姑は、導かれるまま、掌(てのひら)を、そそり立つ肉柱に這わせていた。
思考はふやけて意識の形を為さず、慧姑は衝動だけで、その手を動かしている。
指先が、その形状の逞しさを確かめるように、生地の上をゆっくりと滑った。

滑らかなデコボコが、下腹部に妄想を生じさせる。
ぎゅうん、と子宮が疼く。

ああ、傘のくびれが、こんなに深い・・・こんなのが、み、三つも

新たな潤みの湧き出る慄(おのの)きに、肛門がキュッと窄まり、肉襞が切なげに噛み合った。
そこから生じる甘い衝動に突き動かされるように、溝に指を這わせ、長大な肉柱を上下に擦り続ける。

慧姑は夢中になって愛撫していた。
その後頭部を、八戒の手がそっと押さえる。それで、慧姑はハッと我に返った。

な、何をしてるの、私・・・

でも。

八戒の手は、慧姑の頭を股間に近付けようとしていた。
口で奉仕しろというのだろう。
ぞくぞくする思いをよそに、慧姑は、それが王の命を守る事にもなるのだと自分に言い聞かせ、紅唇を開いた。

柔らかい唇に、八戒の強張りを感じる。
王以外の男の男根にキスなんかして、おまけに、愛しげに舌まで這わしている。
その事が、慧姑をひどく興奮させていた。
痛いほどいきり勃った強張りを、慰撫するようにペロペロと舐め上げれば、生地に滲み出したネバネバの汁の苦みが、口中にじわりと広がる。
生地越しで舌に感じる肉の硬さが、それを口いっぱいに頬ばった時の事を想像させて、堪らなかった。
生唾が止め処なく湧いて、男の苦い汁と一緒に何度も嚥下してしまう。

はぁ・・・と、特にこのダンダンが・・・このダンダンが凄いのぉ

熱に浮かされたように、心の内で呟いていた。
三つの縊(くび)れと、その縊(くび)れを作っている狂暴な傘の段差の所にくると、舌に性感帯があるかのように、脊髄から電流が走って、尾てい骨の辺りにざわめきが生じる。

トップメニュー81話へ83話へ

動画 アダルト動画 ライブチャット