美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第78話

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擦れる皮膚がネトネトと汗をなす繰り合った。
抱え上げながら、血管の浮いた白い太股の内側を、ぶっとい指先で繊細に愛撫すれば、そこからも微細な電流が巻き起こり、慧姑の恥ずかしい感覚を、ビクリビクリと反応させる。

豚男の巨大な口が、慧姑の豊乳の片方をすっぽり咥え込む。
乳首ではない。片方の乳房を全体だ。
人間にはまずマネの出来ない芸当だった。
熱い、しかし臭そうな息吹に、片乳を包まれ、慧姑は嫌悪に眉間を寄せた。

ヌメヌメとしながら表面のザラザラとした舌が、先刻の指の玩弄と同じ道筋を辿って乳輪を嬲り始める。
しかし、感触が全然違う。粘ついた唾液が皮膚に絡みつき、ヌルヌルと擦りたてるいやらしい感触は、慧姑になお一層耐え難い、快美な汚辱感の波を送り込むのだった。

八戒は、そうやって慧姑を少しづつ追い詰めながら、『内身耳法』で乳房全体を細かく震わせてやった。

《なるほど。目の前でチンポ舐め出すなんて、とんでもねえ変態女だと思ったが、それもこれも主様の為、ってわけかい》

(は・・うぅ・・・しゃ、しゃべらないでッ、響く、響くぅぅ・・・)

《だがな、あのお猿さんが暴れ出したら、ワシだって手がつけられねえんだ。ワシに出来る事といったら、お前さんの誠意に感じて口に緘(かん)する事くらい。わかるかな?お前さんの愛しい主様が生きるも死ぬも、お前さんがここでワシにどう尽くしてくれるか、それ次第というわけだ》

(あ、あふ・・・んん・・)

慧姑は答えなかった。
答える余裕もだんだんなくなってきているのだが、最早答える必要もなく、慧姑の取るべき道は決まっていたのだった。

慧姑の身体から、抵抗を示す筋肉の動きがスッと消え、口を押さえつけられた顔を悔しげに横に向けると、すっかり観念した女の、危うげに震える姿がそこにあった。

豚男の手が口から離れる。
その指が、そのまま下に降りて、もう片方の乳房の表面を逍遥する。

触れるか触れないかほどの微細な接触が、末端神経の存在を意識させるほどに、ピリピリと繊細な痺れを生じさせた。
右から左へ、上から下へ、指が皮膚を滑り行くもどかしいその軌跡が、細かな感覚の残滓となって蜘蛛の巣のように乳房に張り巡らされる。

いかに身体を玩弄されようと、心までは奪われまいぞと自らに強く言い聞かせるのだが、焦らされるほどに、なかなか触れられない乳首に淫らな期待が凝り固まって、舌で激しく舐め転がされるもう片方の乳首を羨むが如く、キリキリと尖り勃つのだった。

そこを、ぴゅいんと軽く弾かれる。

「んくくっ!」

突然襲い掛かってきた毒針のような快感に、慧姑は図らずも鼻から声を漏らしてしまう。

八戒も一瞬ヒヤリとした。
声が悟空の方にも聞こえたのではないか。悟空の動向を匂いと気配で探る。

それから八戒は、胸の内でニヤリと笑みを漏らした。

あの童貞のエテ公め。お師匠様の漏らす淫気ですっかり惑乱しとるようだな。
せっかくお師匠様がオナニー始めたってぇのに、エテ公が見張ってて覗かれないってのは残念だが、エテ公の気がお師匠様の方に向いている内は、こっちで少々声をたてても大丈夫、というわけだ。
まあとにかく、お師匠様の部屋の前には近付かないように注意しないとな・・・

思いながら八戒の指先がまた、みゅいんと慧姑の乳首を弾く。

「ふむむぅ・・・っ」

慧姑は声を殺してその衝撃に耐えた。
しかし耐え切れない。
肩を、腰を、ピクンピクンさせながら、殺しきれなかった声を鼻から抜けさせてしまう。
どうにも感じてしまう己の業深な身体が厭わしく、その身体をさんざん責めたてていながら、淫情果たせぬ内に放り出した主の王の仕打ちが、今更ながらに恨めしかった。

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