美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第76話

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さっきまでは隣の部屋との仕切りとなっている壁に張り付き、尻を上げた格好で切なげに乳房を弄(まさぐ)り、股間を自らの指で抉り回す様だった。
今はまたベッドに戻って、声が漏れないようにと片手を持っていって自らの口を塞ぐ仕草も可愛らしく、もう片方の手で熱い花弁を慰め、狂おしく身をくねらせるのが瞼の裏に見えるようだ。
それは正しく、玄娘の今の有様を悟空に伝えていたのだが、悟空はそれを己の醜い妄想、と考えた。

悟空はそんな事を考えている自分が恥ずかしくて、とても玄娘に話し掛けるなど、出来なかった。
さっきは、あまりに鼻息が荒いので、少し心配になってつい声を掛けてしまったが、「大丈夫です」と言われてしまえば、もうそれ以上、何も言う事はない。

・・・ふっ、んんぅ。・・うっく・・・ぅぅ・・・んふぅ、んむむっ

玄娘の押し殺された熱い息吹が悟空を誘惑する。
考えまいとすればするほど、玄娘の寝乱れる姿は悟空の中でより鮮明になっていく。
いや、考えまい考えまい、というその声も、もはや自分自身に対する言い訳に過ぎず、今はもうあらゆる感覚が、玄娘の淫らな仕儀を捉える事に総動員され、研ぎ澄まされているようだ。

ぴちゅ、ちゅくっっ

汁音が淫靡に響く。
悟空にはそれが、現実の音なのか、それとも灼熱の肉塊から生ずる妄想の産物なのか、区別がつかなかった。

その音とともに、声とともに、玄娘の指先が陰核を摘み上げ、コリコリと転がす仔細な様子までが浮かび上がる。
心の中は玄娘に対する申し訳なさでいっぱいだったが、その玄娘に対する思いのたけを圧縮したように、肉塊は激しく猛りたってズキズキと脈打つ。

触りたくて、擦りたくて、たまらなかった。
そのたまらない神経の疼きが、ぞくんぞくんと汁になって、亀頭の先端からトロトロと吹き零れる。

その何とも言えない快美な苦痛は、悟空が生きてきた中でも、あまり免疫のない種類のものだった。
翠蘭に変化して八戒に犯された、あの時の一回っきりだ。
そしてその時だって結局、耐え切れずに屈伏してしまったのだ。

脳裏に描かれる玄娘の悶える姿が、その時の自分自身と重なる。
いっそ殺して欲しいと願ってしまうほどに切ない膣の収縮が、悟空にはわかった。
満たすモノを求めてギュウっと噛み締め、自ら肉汁を搾り出してしまう惨めさに、被虐的な喜悦が滲み出す。

もし今見えてるこの姿が、本当に玄娘の今の姿なら・・・悟空の中に閃く思いがチラリと覗く。
本当にお師匠様が、淫欲に昂ぶり自ら慰めているとしたら、その、身体が求めている「満たすモノ」とは即ち隣室の・・・。

んんぅっ! んくっ、くンンン・・・っっ!

嫉妬に心乱れる悟空の中で、はしたなく乱れる玄娘の細腰が、一際激しく波打ち、絶頂を極めた。と同時に、悟空も、急激にうねり昇ってくる感覚に抗い切れず、ついにズボンの中で爆発させてしまったのだった。

呆然とする。
信じられない。
絶望的な脱力感に、気が散逸する。
生まれ来たりて幾千年、ここに至って初めての射精であった。
それが、このような情けない形でなされるとは。

指先一本触らなかった。
ただ、身動ぎする僅かな動きで、微かによじれるズボンの皺が、ほんの些細にして、唯一の刺激だったのだ。
そのズボンも、今は悟空自身の放ったドロドロの精液で気持ち悪く汚れている。

八戒は漂いきた微かな栗の花の香りで、悟空が放った事を知った。
腹の中で笑う。

我慢のきかねえ童貞小僧め

その八戒は今、壁に背を持たせて立つ慧姑の股間に顔を埋め、舌を働かせて女芯を責め立てていた。
片脚を八戒の肩にかけさせられ、顔を背けた慧姑が屈辱に唇を噛む。

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