美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第69話

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暗がりの中で更に壁を凝視する。

「んん、ん?」

視界の隅に、チラチラとするものがあるのに、玄娘は気付いた。
それは蚊帳越しに透けて漏れ入る、小さな明かりに見えた。

まさか・・・

淫らな期待で胸が高鳴る。
陰核を二本の指で挟み込んで、小刻みに振動させながら、玄娘は反対の手を伸ばして、蚊帳の裾を持ち上げた。
じくじくと疼く官能に、切なげに太股をもじつかせながら、それを見つける。
壁の、柱に沿った床に近い所に、赤味を帯びた光の点。
穴が開いているのだ。

あそこまで這って行けば、彼らがどんな格好をしてしているのか、覗けるにちがいない。
そう思うと、頭の中でよがり泣く女の痴態が、より生々しく感じられた。

机を抱え込むようにして突伏し、後ろから貫かれて泣き狂う女体。
玄娘自身の身体が、その淫らな姿に重なる。
長い長い男根の先端には、恐ろしいほど嵩を開いた、異様な亀頭。
濡れそぼった陰裂を割り裂きながら潜り込み、敏感な膣襞を傍若無人に捻り潰す。
捻り潰された膣襞はイクラのように肉汁を滲み出させて、悲鳴のような快感を上げる。
犯されているのは玄娘。もう、陰核だけの刺激では我慢出来なかった。
指が更に下に這い降りる。

はひぃ、ひん。あ、おぁ、おねがい、もう、もう、たって・・・たってられないのぉ。あく、あくんっ・・ぅぅ・・あうん。すごいぃ、あ、あ、ろうするの?ろうするの?

たってられない。タッテラレナイ。立ってられない。

自らの陰唇を捕らえた指先が、女の声を纏(まと)い付かせたような淫らさで、玄娘の女の部分を撫で擦り始める。
陰核を弄(いじく)っていたのとはまた違う、鈍い、しかしそれだけに深い、トロ火のような快感だった。
その快感に神経を炙(あぶ)られながら、玄娘の脳はその言葉をぼんやりと捕らえていた。

立っている?そうだ。女は立ったまま犯されているのだ。

思い描く玄娘の肢体が、机の上に腕を立てて身体を起す。
ガクガクと力の入らない脚を持ち上げ、後ろから突き刺されながら机の上に這い登ろうとする。

いや、そうじゃない。
そんな格好じゃ、とても立っている事など出来やしない。
しかし、四尺の肉槍を突き立てたら、頭の上をはるかに越す高さになるというのもまた事実。
それこそ、台にでも昇らなければ、ちょうどいい高さで王の亀頭を迎え入れる事など、出来やしないだろう。
台の上に乗っているのは間違いないのだ。
そしてその台の上で立ったまま貫かれ、女は声を震わせて、もう立っていられない、と訴える。

妄想が明確なイメージを結ばなくなり、玄娘の欲求不満は、指が肉襞の溝をにゅるにゅると抉(えぐ)るほどに募った。

「くうっ、うぅ・・・」

シーツを噛みながら、玄娘は必死で妄想を逞しくする。

女はやはり台に乗って、立ったまま犯されているのだろうか。
男根に刺し貫かれる蜜壷を下から見上げるニヤついた王の視線が、玄娘の羞恥をチクチクと突付く。
犯されるままに股を開き、屈従の汁を垂らして許しを乞い、更なる汚辱をねだっていやらしく腰をくねらせる女の身体。
玄娘は先ほど見つけた誘惑の壁穴に視線を固定して、もはや我慢できないほどの激しい衝動を感じていた。

あぅ、あ。・・・ひぁ、あ、あ、く、くる、くる、きちゃうっ、きちゃ・・あ、あん、あん、きひゃうのっ、きひゃうのっ、わかんない、いや、やっ、もう、もう、ひゅごいの、きひゃうぅぅ・・・!

また女が一人、台をガタガタいわせて絶頂に達した。

悟空のいる方の扉を一瞥してから、玄娘はベッドから摺り落ちるように、少しづつ壁の穴の方ににじり寄っていった。

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