美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第65話

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女が腰をもじつかせ、王が下から突付き回す。
その周囲を、他の女たちが手を後ろに組んだ無理な姿勢でしゃがみこみ、取り囲む。

いや、よく見ると全員が全員、手を後ろに回しているというわけではなかった。
内二人ほどは欲情に我を失ったように手を自らの股間に持っていって、太股から背筋にかけての筋肉をヒクヒクさせている。

おそらく、手を後ろに組んでいるのは、主人の命令で、そうする事で肉欲を発散させられないようにされているのだ。
そしてこの二人はその言い付けを守る事ができなかったというわけだろう。

そういえばさっき未亡人風の女が絶頂に達して引き摺り降ろされる時、この二人だけは立ち上がらないでしゃがみ込んだままだった。
主の言い付けを守る事が出来ずに自ら慰めてしまった娘は、主のモノで貫いてもらうのも後回しにされてしまう、という事なのかも知れない。
もっとも、我を失っている為に結果的にそうなっているだけなのかも知れないが。

八戒の方からは、それらの様子が真横から見えた。
王が頭を置いている枕は、玄娘の部屋の方に向かって置かれているのだ。
だから、台に掴まって淫らな腰振りダンスをしている女が、王の肉欲の棍棒によって結合している部分は、八戒の位置からは見えない。
だが八戒にとってその事はそんなに重要な事ではなかった。
百千練磨の八戒には、むしろ見えない方が想像力を掻き立てられて、望ましいほどなのだ。

しかし一方、その隣の部屋で誰に憚(ははか)る事もない淫らな声を聞かされ続けていた玄娘は、その、いやがうえにも掻き立てられる想像力に、激しく胸を高鳴らせ、まんじりとも出来ないようになっていた。

はぁ、あ、ああっ、入ってる、入ってるよぉ
はひっっ、だれ、か・・・
うんん、だれか、おま、おまめちゃんもぉぉ
うあっ、あっ、あっ、おまめちゃんも、いじってへぇぇ

薄いシーツを被っても染み入ってくる声が、玄娘の鼓膜に絡みついてくる。

お豆ちゃん、というのは、玄娘の股間にも付いている、この恥ずかしい器官の事であろう。
烏巣禅師に色情を引き摺り出された時に、初めてその器官の存在に気づかされたのだが、全く、何の為にこんな淫らな器官が存在するのだろうか。
玄娘のそれは今、熱く強張ってトクントクンと脈打ち、身体の中心に怪しい感覚を送り込み続けていた。

身体の中に溜まった淫らな毒気を抜くように、はぁ、と吐息を吐く。
もう何度目の溜め息だろう。
何度吐き出しても毒気はすぐに溜まってしまう。
女たちの声に、昼間見た長大な王の男根と、それに貫かれる女の肢体が立ち現れる。

どんな格好でしているのか想像もつかない為に、そのイメージは決して明確な像を結ぶものではなかったが、そのぼんやりとした表象の中で唯一彼女の記憶にある部分が、強調された形でありありと浮かぶ。
それは陰裂を割って肉棒が出入りするその局部であった。
烏巣禅師に蹂躙された玄娘自身の、甘く疼く傷口であり、宮女を貫く帝の、血管の浮いた熱い滾(たぎ)りであった。

いひん、ひぅ・・いい、きもひいぃ
そ、そこっ、あっくぅ、ぐ、ぐりぐりぃ・・・んく!
ふ、ふあぁっ、ぐ、ぐりぐりしゅるのぉ・・うごくぅ、うごいひゃうよぉ

玄娘は恥ずかしくて堪らず、腰の部分をギュッと掴んでいた。
その寝間の生地が、汗でじっとりしている。

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