美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第61話

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だが悟空は、自分達を案内する女が母屋を出ても、あえて何も文句を言わなかった。
母屋を出た女は、広い庭を縦断して離れに向かう。

その離れの一室には、すでにベッドの用意がされていた。
一つの部屋に二つのベッド。
悟空は八戒に犯された時の事を思い出して背筋に寒気が走った。

女が出ていくと八戒が

「よう、兄貴よお」

と話しかけてきた。

悟空はピョンとベッドの上で跳ね起きながら

「ああ?」

と胡乱げな声で応える。

「あの女、慧姑って女よ。なかなかとんでもねえ女だぜ」

「そりゃとんでもなかろうよ。人前で男のモノを咥えるんだからな」

「そういう事じゃねぇよ。気付かなかったかね?あの女、このワシに色目使いやがった」

悟空は冷たい軽蔑の眼差しを八戒に投げつけ、出入り口の引き戸に向かった。

「ありゃ絶対ワシに気があるぜ」

「へっ。 木があろうが山があろうが、その薄汚ねえものをピクリとでも動かしてみやがれ。今度こそ八つ裂きにしてくれるぞ」

「やれやれ。兄貴はうまい事言うね。・・・おいおい、兄貴。こんな夜中にどこに行くんだ?」

「決まってるだろ、薄ノロ。お師匠様の部屋の前に陣取って徹夜の見張りだ」

最後の「だ」の言葉も言い終わらない内に、悟空の気配はたちまちに掻き消えた。

「ふ〜ん、・・・て事は今夜はワシ一人かい」

八戒はベッドに腕枕で寝そべったまま、天井を見上げて呟いた。
鼻をピクピク動かす。

天井を見ているが、その目は何も見ていない。
仄かに漂う女の匂いを嗅いでいるのだ。
その甘い体臭の残り香が、静寂の中で八戒の妄想を刺激する。

あの王って野郎、よっぽど絶倫なんだな。どの女からも精液の染み付いた匂いがしやがる。ちっとばっかしあの慧姑って女にしゃぶらせて抜いた所で、それで一晩我慢できるはずがねえ。

八戒の股間のモノがピクリと動く。
王の長大なものを必死で咥えて頭を上下させる慧姑の顔が、脳裏に鮮明に浮かんだ。

お師匠様を自分の部屋の隣に案内しやがったようだが、本当はお師匠様を犯してえんだろうな。奴の自慢の四尺棒がいきり立ってガマン汁噴き零(こぼ)してんのが見えるようだぜ。それで女どもを犯して『ぬしさまぁ〜、なんかいつもよりすごいいぃぃ〜』とかなってんのかもな。

四つん這いの慧姑が王の肉棒に刺し貫かれるのを想像して、八戒の男根がビンと立ち上がる。
立ち上がっただけでなく、ウネウネと蠢いて亀頭を生地に擦(こす)り付け出していた。
その場に誰もいないからそれを見るものはいないが、膨れ始めた亀頭がくっきりと浮き上がり、外から見てもその極悪な形がわかるほどだ。

いつしか王の肉棒に刺し貫かれる慧姑の姿が、玄娘と入れ替わり、早くも滲み始めたガマン汁が、ヌメヌメと生地を変色させる。

どうせ、女どものヨガリ声を聞こえよがしにお師匠様に聞かせて、その気にさせようって腹なんだろうが、兄貴が陣取ってるんじゃなあ。たとえお師匠様が本当にその気になってオナニーおっ始めたって、覗く事も出来やしねぇ。
まあ、ワシにとっちゃ好都合だが・・・慧姑の奴、忍んでくるかな?

再び鼻をひくつかせる。
女の匂いがわずかに強くなってきていた。
女たちの発情する匂いだ。
股間のモノの動きがそれに反応していよいよ活発化し、妖しげなものになる。
それは、慧姑の口肛を嬲り、玄娘の肌理を肉欲で犯す、八戒の妄想そのものの動きなのだ。

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