美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第43話

トップメニュー42話へ44話へ

如意棒で翠蘭の蜜壷を掻き回した時も、自分の行為を振り返って驚愕したが、その比ではない。
単に汚れた行為というだけでなく、玄娘の身体を汚した憎むべき仇のその最も憎らしいトコロを、実は自ら求めて愛撫していたのだとなれば、それは許されざる事である以上に恐るべき事であった。

そんなはずはない。

即座に玄娘は否定する。
そうだ、そんな事があるはずがない。
気のせいに違いないんだ。

「やれやれ、ようやくマラの舐め方にも熱がはいってきたようじゃなあ」

心臓が凍りつく。

「そ、そんなこと・・・」

心の内を看破されたかのような疚(やま)しさに、玄娘の否定も弱々しい。
不意に玄娘の尻を抱く烏巣禅師の腕に力がこもった。

綿よりも柔らかい内臓のような唇がピッタリ張り付いて、ずずずっと玄娘の股間を激しく吸引する音がする。

「あぁっ・・んむ」

再び男根を咥えさせられる。
鼻先にそれを突き付けられた時、玄娘は何を思う間もなく、唇を開いていた。
ハッとした時には根元まで挿入されている。
そしてそのまま、横にゴロリと転がった。

玄娘を上にした69(シックスナイン)だ。

四つん這いの格好で老人の股間に顔を埋める姿は、いよいよ玄娘から圧(の)し掛かったように見えてしまう。
しかし、老人のシミだらけの太股が、その付け根の部分で玄娘の頭をしっかり捉(つか)まえているので、逃げる事は出来ないのだ。

「あ、兄貴。あれを見ろよ。粉が移動してるぜ」

八戒は悟空の注意をそちらに向けさせようと、樹皮の粉の渦巻く方向を指し示した。

烏巣禅師と玄娘の今いる場所は、最初いた場所からわずかにずれていた。
彼らのいる位置を示している樹皮の粉も一緒に移動していた。
にしても、取り立てて注目するほどの事ではないのだが、玄娘の動きの一切を知り得ずにただヤキモキするしかない悟空にとっては、少し移動した、という事だけでも貴重な手掛りだ。

悟空は再び樹皮の粉のある処に走り寄ってきて、キョロキョロ見回す。

ちょっとだけ移動した・・・ちょっとだけ移動した・・・何をしているのかはわからねえが、ただ座って説教聞いてるってだけじゃねえ、て事だよな。

悟空はその手掛りから推測されるさまざまな理由に思いを巡らせた。
しかしまさかその玄娘が、自分の脚元で烏巣禅師の男根に口唇奉仕させられているなどとは悟空も思わなかった。
そのよな愚劣な想像は、悟空の考え付くところではないのだ。

まさにその愚劣な想像通りの事が、玄娘の身に加えられていた。
老人の汚れた舌が玄娘の会陰を渡る。
そのおぞましくも怪しい感覚をほのかに感じながら、上半身の方では股の間に挟まれた頭を太股でグリグリ動かされる。
肉の擂粉木(すりこぎ)がそれにつれて口腔内の粘膜を掻き回し、唾液が紅唇と肉茎の狭間からダラダラと零(こぼ)れ落ちた。

悟空の足元を目の隅に見ながら憎むべき男の快楽に供される屈辱が、玄娘の胸をいっぱいにする。

一方の悟空は、頭を振ってその場に座り込んだ。

「聞こえますか、お師匠様。一体何してるんですかあ。早く帰ってきてくださいよお」

その位置はちょうどしゃがみ込んだ悟空のパンツに、玄娘の頭が突っ込む位置だった。
玄娘は、顔の脇に悟空のモノがブラリと垂れ下がっているのを感じて、心臓を愛撫されるような恥ずかしさを覚えた。
歓びに含まれる羞恥であった。
紅唇は烏巣禅師の逞しい男根に貫かれながら、視線は何度もその悟空のモノの方を見ようとしてしまう。

中枢神経を冒しつつある己が快楽の痺れへの嫌悪感に、嫌悪感ばかりではない潤みのようなものが混じり出していた。

その時、烏巣禅師が仰向けの身体をわずかにずらした。
玄娘の舐めしゃぶるモノが、悟空の股間と重なるようにしたのだ。

トップメニュー42話へ44話へ

動画 アダルト動画 ライブチャット