美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第42話

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「くうう・・・」

痛みはない。
ただ、自分の身体に信じられないような行為が行われている事だけが、わかった。
肛門がムリヤリ拡げられているのはハッキリわかるのに、やっぱりその中を満たすモノの感覚は希薄だった。
それは不思議な事ではあったが、今の玄娘にはそんな事を不思議がっているような余裕などなかった。

「くうん・・・むふぅ・・・ん、んんっ・・・」

更に、もう一方の指が陰裂に食い込む。
ヌッと肉襞を巻き込んで、人差し指が中に沈み込んで行く。
初めて異物を受け入れた両方の穴を、指がグリグリと犯す。

敏感な神経の集まっている処の内側を、繊毛で刷(は)くほどの微妙な感覚がいたぶる。
それに対して粘膜は、もっと強い刺激を求めて細胞の一つ一つが粟立つかのように激しく反応する。
そのギャップが更に深い処で澱(おり)となり、腰の奥底に降り積もる。

口を開いて喘(あえ)ぐ事が出来ないのが苦しい。
しかし、それをしてしまっては、唇に頭をなすりつけてくるこの亀頭が、ここを先途とばかりに押し入って来る事は必至だ。
その肉塊の放つ悪意にも似た熱気と悪臭に耐えて、玄娘は必死で唇を引き結んでいた。

「口を開けい、口を開けてワシのチンポを咥えるんじゃ。西への道行きを教えようぞ。ほうれ、ほうれ」

先端から滲み出る粘液が玄娘の紅唇を汚す。股間を弄(いじ)くられる快感に鼻息を荒くしながら、嫌悪の皺を眉間に刻む。

「お主がどんなにがんばってもな、その口はワシのチンポを咥えたいとゆうて開きよるわい」

口があくぞ唇がひらくぞと呟きながら、烏巣禅師は陰裂をくじる指先を溝に沿わせ、肉襞をなぞる。
と同時にもう片方の指もその淫靡な動きを休めず、ヌポヌポと肛門を犯し続けるのだった。
恍惚の波は間断なく玄娘に襲いかかり、ともすればその波にさらわれかけそうになる。

「ん・・くぅ・・・ふ・・はっ・・・んぐむっっ!!」

ずむむむっ

一瞬の隙を突いて男根がついに玄娘の口腔に侵入してきた。

はっと我に返った時にはすでに遅く、巨大な肉棒に満たされて、玄娘はムリヤリ口を抉(こ)じ開けられていたのだった。

烏巣禅師が笑う。

「ほーれ、どうじゃ。ワシのいう通り、お主の口がワシのチンポを咥えたがって、開きよったぞ」

わずかでも唇を開いていただろうか?
いや、玄娘にはそんな覚えはない。

烏巣禅師は今度は、どうじゃどうじゃと、男根で玄娘の口唇を犯した。
玄娘の唾液に濡れ光る逞(たくま)しいモノが抜き刺しされるが、膝で頭の両脇をしっかり押さえ付けられているので、逃げることはかなわない。
いやらしい記憶が脳裏に蘇る。
実父の肉棒を夢中で舐めしゃぶっていた翠蘭の顔だ。

違う。
翠蘭は自分から咥えて、欲望の赴(おもむ)くまま、自ら頭を前後させていたのだ。
ムリヤリ口に咥えさせられている自分とは違う。

そうは思いながらも、あの時の翠蘭の淫らな表情が、今の自分の姿に重なってしまう。
そうするとまた、その恥ずかしさに官能の炎が煽られ、身体の深淵からドクンと溢れ出てくるものを感じてしまうのだ。

「そうじゃ、西への道行きを教えろとゆうておったなあ。どおれ、ついでに舌の使い方も教えてやろう」

と烏巣禅師、尻をくいくいと回し出す。
そうすると、中で逃げ回る舌を追い回すように、肉棒が口腔を撹拌するのだった。
また、そうかと思うと、抜き刺ししていたモノを根元まで埋め込む。
剛毛に鼻が埋もれ、長大な肉の先端が喉を突付く。

感触が希薄なので、そんなにも深く飲み込まされても、嘔吐(えず)く苦しさはない。

しかし、息苦しいのには変わりがないので、喉が勝手にヒクヒクしてしまい、舌がその度に蠢いてしまう。
男根に絡み付かされた舌はそうなると、まるで太い幹を舐めしゃぶっているかのような、淫らな動きになってしまうのだった。

「ほっほっほ。ええぞええぞ。その調子じゃあ」
などと誉められると、本当に自分から舐めしゃぶっている事にされてしまったかのような気がして、屈辱が胸に迫る。

しかし、不意に男根が引き抜かれた時、玄娘の舌は思わずその後を追うような仕草を見せてそよいだ。
唇も、まるで離すまいとするかのように勝手に吸いつき窄(すぼ)まり、玄娘を混乱に陥れる。

自分の行為が信じられない。

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