美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第38話
翠蘭の狂態に手を貸して如意棒で捏(こ)ね繰り回したあの時と同じ感覚だ。
肘の内側に当たる乳首があの時のように固く隆起し、アソコがウズウズして、何事か呟くようだった。
しかし、悟空たちに見られているかと思うと気が気ではない。
「安心せい、こやつらにはお主のその姿は見えまいよ。これは尸解禁呪(しかいきんじゅ)の術をかけたワシと、術をかけられたお主にしか見えない姿なのだ。ワシのこの姿もな」
と烏巣(うそう)禅師はついに、無防備な玄娘の間近にまで近付き、抱き起こした。
「あ・・あ・・・お、お願いします、禅師様。お許しを・・・」
「許せ、だと?お主はワシに教えろというたではないか。じゃから教えてやろうというのさ。色の道をなあ」
玄娘の脇を持って身体を持ち上げると、烏巣禅師はほとんど重さを感じぬ様子で、玄娘の乳房を目の高さにまで持ってきた。
逞しい腕に脇を支えられているので、乳房を隠すなどという事も出来はしない。
二の腕までしかない腕では乳房を隠すどころか、隠そうとする事すらかなわないのだ。
せめて膝をあげて太股を交差させ、股間を隠す。
こと、ここに至って玄娘は突如窮鼠の猫を噛むが如き覚悟を揮い起こし、恥辱に潤むマナコを吊り上げ烏巣禅師を睨みつけた。
「ぜ、禅師!こ、このような事、禅師と名乗る者の所行とも思えませぬ。お早くその手をお離しなされよ!」
老人はくっくっくと嘲笑った。
「そのような浅ましき女体で何を言っても、ワシにはもっといやらしい事をして欲しいとねだっているようにしか聞こえぬわ。これ、このように乳首をおっ立てて」
と長い舌でベロリと玄娘の乳首を舐め上げる。
「あ・・ん」
敏感な乳首に甘い痺れが生じ、玄娘は思わず声を出す。
しかしそれは予想していたよりも、ずっと頼りない感覚だった。
むしろそれは、恥ずべき予感に皮膚が勝手に反応した、というのに近い。
烏巣禅師はそのままゆっくりと座り込んだ。
何時の間にか場所を移動しており、そこは玄娘の固まった身体があるところより少し離れたところだった。
座り込むと同時に、脳裏に焼きついたあの凶悪な男根が、下から玄娘の股間目掛けて、ゆっくりと近付いてくるのを感じる。
「や、やめて・・・」
絶望が支配する。熱い塊がアソコに触れる。
しかしその恥ずかしい部分に感じるのは、薄絹で撫でられたほどのもどかしい圧迫感だった。
ただ男根の熱さが、玄娘の媚肉にその存在の確かさを押し付けてくるのみ。
烏巣禅師は玄娘の太股をこじあけて腹を密着させ、太股が閉じられないようにした。
無防備に晒された大切な部分に、惨めさが増す。
しかし男根は侵入を逸(はや)らなかった。
太股と陰唇と烏巣禅師の腹がつくる三角を突き抜けて、頭を出す。
そうして、脈動する肉柱を太股の内側や媚肉に擦りつけながら、烏巣禅師は本格的に乳房を嬲り始めたのだった。
「お、おやめ・・くぅ・・・ください・・・」
途切れがちになりながらも、玄娘は拒絶の言葉を口にする。
しかし、その言葉とは裏腹に、豊満な胸は指に捏(こ)ね繰り回されるままに従順に形を変え、乳首は舌に翻弄された。
そうしながら、烏巣禅師の男根は、時にそれでもって陰核を弄(いじ)くり回したりもするのだ。
「んん・・ん・・んふ・・ぅぅ・・・」
声に出すまいと口を強く引き結んでも、熱い吐息は鼻から抜け出てしまう。
嬲られる自分のいやらしい部分から目が離せない。
見まいとはするのだが、どういうわけか目をつぶってもそのいやらしい映像はハッキリと瞼(まぶた)の裏に映し出されてしまうのだ。
乳房を揉まれると、その部分の皮膚がピリピリして、ジワリと感覚の波を全身に波及させ、それがまた子宮の奥を熱していった。
また、膨らんで湿り気を帯び始めた陰唇を、節高い肉の幹で擦られると、その恍惚とした感覚に疼きがいや増すようだった。