美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第35話

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金箍棒の回転に沿わしてその竿に触れた。

熱い。

熱いものが、中で脈動しているように感じる。
熱くて硬くて、表面は肉質の柔らかい皮に覆われていた。
それは、玄娘は知らなかったが、男根のそれと全く同じ感触だった。
金箍棒は、その用途によって自在にその姿を変えるのだ。

その上、翠蘭が垂れ流したものが生乾きに乾いてネバネバしているのだが、その不思議と頼もしげな感触に夢中になった玄娘には、汚いとは感じられなかった。

「おぉぉほおぉ、そ、それ・・・いい、もっと・・・」

自分の意志とは無関係に金箍棒が動き出したのを受けて、翠蘭の手が離れる。
玄娘はその棒から手を離せなくなって慌てた。
ぎこちない手つきでグリグリ回転させ続ける。

「あ、っはあ、くは、いい!いいっく!」

翠蘭は空いた右手で淫核をしごき始め、更に声を荒げた。
菊座と淫核と蜜の壷とに同時に加えられる淫靡な刺激で、翠蘭はまたも絶頂に駆け上る。

(す、すごい・・・)

玄娘はもう何度も生唾を飲み込んでいた。その圧倒的な色欲に巻き込まれ、玄娘の呼吸までもが荒くなる。
胸がバクバクして息苦しい。

「んあっ・・・」

玄娘は小さく声を上げた。
腕を折り曲げた時に、肘が内側に向かって、乳首の部分をわずかに掠(かす)ったのだ。
それは半ば不自然な当たり方だったが、図っての事ではない。
玄娘の中で生じた桃色の無意識が、玄娘の身体を操りはじめていた。

一方翠蘭は今や「肉の植木」から「発情した揺り籠」となって身体をユッサユッサと揺らしていた。
尻が上下して、玄娘は図らずもその手に持った金箍棒で、蜜壷をグチャグチャと突きこむ事になる。
顔を真っ赤にしてその作業に没入していた。

「おおっ、おおっ、また、またイク、イクッ、シ、死んじゃうぅぅっ!」

翠蘭が白目を向いて痙攣する。そのすさまじい絶頂を見ながらも、玄娘の手の動きは止まらなかった。
視線は潤滑油を溢(あふ)れさせて繋がった部分に集中していた。

淫情に膨れた襞が、悟空の金箍棒の抜き差しする動きに巻き込まれて顔を出したり隠れたりしている。

玄娘はいつの間にか内股になって、着物の中で膝を擦り合わせるようにしていた。
もどかしい微弱な電流が断続的に腰から背骨に這い昇り、次第に立っているのが辛くなってくる。
へっぴり腰の内股から、膝を地に落として爪先を立てた正座になった。

こうすると、モジモジと膝を擦り合わせるたびに、股間の中心のトコロに何かが当たって、ピクンと鋭い快感が生じるのだ。
息は荒く、口は半開きになったまま閉じる事を忘れた。

「はあ、はあ」

「いいっ、ひいぃぃっ!もう、もう、イク、ヤッ、死ぬうっ!」

ガクンガクンと翠蘭の身体が痙攣する。悟空の金箍棒が淫裂をかき回し、翠蘭を壊す。その壊される快感が玄娘にも伝播して、玄娘は悟空のもっとも密な部分に触れているような気持ちになれるのだ。

あまりに夢中になっていたので、人々の声が近付くのが、かなり近くになるまで気付かなかった。

ハッとして手を離し、翠蘭から離れる。

「うぐっ、う、くうぅぅ」

支えを失った金箍棒が自重ごと翠蘭の奥を突き、抉りながら地面に倒れた。
その振動で翠蘭がまたイク。

高老人は、中年以上の女の手伝いの者ばかりをひきつれてやってきていた。
翠蘭への配慮や、若年の女への刺激などを考えれば当然の事である。

彼女たちが茂みをまわりこんでそこに見たのは、曲芸のように身体を折り曲げて激しくヨガる翠蘭と、その翠蘭に背を向けた格好で息荒く、顔を真っ赤にした比丘尼・玄娘の姿だった。

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