美苦尼・玄娘〜恥辱の西遊記 第20話

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「あはぁぁぁ・・・」

神経の一番敏感な部分をぞくぞくしたものが走り、熱い息が漏れてしまう。

大きな乳房の頂点で屹立するもどかしい快感が、忌まわしい記憶をより鮮明に蘇らせる。
ガクガクと壊れたオモチャのように地面に突っ伏して、左手で胸を握りながら、右手を股間にやっていた。
大きく剥け上がってデコボコした、土筆(つくし)の先のようにも見える陰核を、たまらずギュッと握ってしまう。

「はぁあ、くぅー・・・!」

こんな事をしている場合じゃない、と悟空は、左手で傍らを探る。
如意金箍棒を手にして、自分の手が震えているのに気付いた。
その硬さや形が、自分の中に入ってくるのを想像させて、腰の中心がトロリと融ける。

陰裂はすでに、ダラダラいやらしい汁をこぼして半分開きかけていた。
金箍棒の丸い先端部分を押し付けると、それだけでグムグムと飲み込み始める。

「ああっ!んふぅ・・・ん」

突然、陰裂から奥にかけて変な薬を塗られたみたいな掻痒感が生じ、肉壁がざわめいた。
そこをザラザラした表面で擦られ、悟空は腰を震わせて歓喜した。

突き込むとコツンと子宮に当たり、絶頂にグッと近づく感じがする。そしてもう一度コツンときたらイク、と全身が緊張したその時、棒がぐいっと引かれた。

たまらない喪失感に泣きそうになりながら後ろを向くと、猪八戒だ。悟空から抜いた金箍棒を片手に、ニヤニヤいやらしい笑いを浮かべている。

「どうやって毒を抜くのかと思ったら、コイツだったのか。兄貴の棒は張形にもなるんだな。さすがは如意という字がつくだけあるぜ」

「な、なにを・・・」

ぼうっとした頭で、言うべき言葉が見つからない。

絶頂を目の前にして止められた恨みに、悟空は猪八戒を睨んだが、それはむしろ凄艶で、もっとこんな顔をさせてみたい、と男に思わせるような表情だった。

「ワシがタップリ注ぎ込んでやった毒を、こんなもんで水の泡にされてたまるもんかい」

金箍棒をポイと捨てると、金箍棒はクルクルと回転しながら飛んでいき、河の方でポチャンと音をたてた。

猪八戒はズボンを脱いで、筋張った天を突くモノをこれみよがしに悟空に見せる。
悟空は一瞬、恨みの表情を解いてゴクリと喉を鳴らした。

それからハッとして、四つん這いのまま逃げ出そうとするように手足をバタつかせたが、四肢の連携がうまくいかないで慌てている内に、右足をとられ、脚を大きく広げさせられてしまった。

「お、お前、やっぱり、ワナ・・・はぁ、ひぃいっ・・・!」

分厚い舌が悟空の陰核を舐め上げた。
膣奥に侵入しないで、入り口を嬲るように、何度も何度も行きつ戻りつして肉襞の溝を抉り回す。

「あっ、はっ、はぁぅぁっ・・ぁぁっ・・・」

切なげに口を開ける膣を満たされないまま、喉元まで高まっていたモノが、一気に頭の天辺にまで達して悟空を押し上げた。

目を瞑って痙攣する悟空を、両足を持って逆さに宙吊りにすると、悟空は海老のようにビクンビクンと自ら身体を揺らせる。
そうして、顔を猪八戒の巨根にぶつけて、ネバネバした男の淫水をまぶすような格好になった。

「兄貴よぉ」と猪八戒の声で、悟空はプンと鼻につく男自身の異臭に気付かされる。
熱い肉塊を鼻の根元から唇にかけて感じた。
その汚辱感に、思わず両手をつっぱって身体を離す。

「兄貴よお。いや、これからは姐さんと呼ばせてもらおうかな。姐さん、ワシの息子をそのお口で少し、舐めてくれんかな」

「ふ・・ふざけるな・・・」

イッたばかりで声がかすれて、うまくしゃべれない。

一瞬、その穢れた肉塊を無理やり舐めさせられる惨めな自分の姿が頭の中に浮かび、ドキッと胸が高鳴った。

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